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この世界は誰のもの???
こんにちは! モンタナショップの、ちょっと声をかけづらそうなおっきな店主、じゃない方の店主です。
私が初めてグラフィティというカルチャーと出会ったのは、2000年代初頭、当時落書きだらけだった渋谷に通勤していた時のこと。後々スローアップと知ったその書体は、なんかおしゃれでカッコいい、けど怖そう……一般の人がイメージするそれときっと同じものだったと思います。自分には到底縁のないカルチャーだと思っていました。
ところがその頃、たまたま目にした『STUDIO VOICE』のグラフィティ特集を読んだ瞬間。これまでの人生で、かつてないほどの衝撃を喰らってしまいました。
この街は誰のもの?
この通りは誰のもの??
この世界は誰のもの???
今まで当たり前のように社会のレールに乗って、この世の不条理も不平等も不幸せも受け入れていた自分の中の何かが、反応した瞬間でした。
そして知れば知るほど、この最高のゲームに参加している、不真面目でピュアで真摯で、社会やルールや常識に屈しない自由な人たち、グラフィティライターの虜になっていきました。
スプレー=悪、という時代がいつの間にか過ぎ去った気がします。桜木町高架下、水戸X-COLOR、東京の戦国時代。今や伝説のあの時代も、グラフィティと言えば、ひとんちの壁に勝手に落書きをする無法者、というイメージが世間一般の認識でした。
でも2023年の今、グラフィティはいわゆる世間体云々どころか、大手メゾンから巷のあれやこれやまで、こぞってグラフィティを模倣するほどに、その存在は肯定的となっているのではないでしょうか?美術界だって都知事だってグラフィティを無視できない時代。
街の中も外もカラフルに彩る、大きなミューラルプロジェクトもどんどん増えてきました。
まだまだ海外のように自由に描ける壁は少ないけれど、それでも今の日本のグラフィティがあるのは、先人たちのおかげ。
店主含め、全ての先駆者たちに敬意を込めて、これからも、グラフィティライター、スプレーを使って表現する全ての人たちを、応援してきたいと心から思います。
まだまだ書き足りないですが、今回はこの辺で。。
リニューアルしたモンタナカラーズを、どうかよろしくお願いします!!